サウナではよく「整う」という言葉を使いますが、実はその整う状態は危ないとも言われているんですよね。
サウナで整う状態とめまいが起こっている状態の違いや整う仕組みについて調査してみました。
この記事では、サウナで整うことは危ないのか?“めまい”と“ととのう”ことの違いや仕組みについて解説しています。
サウナで“整う”は危ないの? “ととのう”仕組みについて解説!
サウナがブームになり、サウナ用語として「整う(ととのう)」という言葉がありますよね。
しかし、この“「整う」ことが危ない”とも言われる場合もあります。
サウナで「整う」とはどんな状態を言うのでしょうか?
まずは「整う」仕組みについて解説していきますね。
まずサウナで「整う」という仕組みは、“サウナ⇒水風呂⇒外気浴”を2~3回繰り返すことでやってくる状態のことを言いますよ。
サウナで「整う」ことにより、快感、リラックス状態を得られことができます。
サウナで整う時の体内の仕組みですが、熱いサウナと冷たい水風呂を往復することによる温冷差の刺激を受けます。
そしてその温冷差により、脳内で「β-エンドルフィン」「オキシトシン」「セロトニン」などが分泌されることによって、入浴では味わえないリラックス体験ができるといわれていますよ。
サウナで整う時に分泌されているそれぞれの成分の効果は以下の通りです。
「β-エンドルフィン」には、気分が高揚したり、幸福感が得られるという作用があります。
モルヒネの数倍の鎮痛効果があるともいわれていますよ。
「オキシトシン」には、ストレス反応を弱める、 情緒を安定させる効果があると言われています。
また、オキシトシンが分泌されると優しい気持ちや幸せな気分になるため、“愛情ホルモン”、“幸せホルモン”、“絆ホルモン”とも呼ばれますよ。
「セロトニン」には、ドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
セロトニンが低下すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。
このように、サウナで「整う」仕組みを理解し、温冷差を上手く使うと、入浴時よりもさらにリラックスした状態を味わえるということなんですね。
しかし、サウナを間違った使い方や無理をすると危ない状態になってしまいますよ。
サウナの時に、実はめまいが起こっている可能性もあり、整うとは違う場合があります。
次に、サウナで「整う」のと「めまい」との違いについて解説していきますね。
サウナで整うは危ないの?めまいとの違いは何?
サウナで「整う」仕組みには、“サウナ⇒水風呂⇒外気浴”の温冷差を利用することが必要でしたね。
この整う仕組みを利用し、サウナで「整う」と脳内では快感やリラックス状態となる物質が分泌されます。
しかし、サウナでは『めまい』が起こる可能性があり、「整う」状態と間違えると危ないですよ。
「整う」ためには、“サウナ⇒水風呂⇒外気浴”を繰り返す必要があると書きましたが、サウナから水風呂に移る時に冷たさと水圧によって血管が縮みます。
そして、水風呂から出ると血管が広がり、血圧が下がるため、一時的に脳の血液が減少し、結果としてめまいや立ちくらみが起こりやすくなるようです。
サウナで「整う」ためには温冷差が必要になりますが、急激な体温の変化によって血管の拡張・収縮が起きるため、無理をするとめまいなどのリスクがあり危ないことも知っておく方が良いですね。
そして、サウナ時にめまいや立ちくらみを感じ気分が悪い時は、すぐにその場にしゃがみ転倒しないように気をつけてくださいね。
そして、すぐに水分を補給したり、誰かに助けを求めてくださいね。
このようにサウナでは、無理をしたり間違った整え方をしてしまうと、めまいのリスクがあり危ない面もあります。
では、サウナで整うための正しいサウナの入り方はどうすればいいのでしょうか?
サウナで整うは危ないの?正しいサウナの入り方は?
サウナで整えようと思っても、無理をしたり間違った整え方をしてしまうとめまいやたちくらみなど反対に危ない状態も起こってしまいます。
では、正しく整うためのサウナの入り方はどうすればいいのでしょうか?
まずサウナに入る前提として、大事なことがあります。
・睡眠不足の時
・飲酒した後
・体調がすぐれない時
このような時は、無理してサウナに入ると危ないので注意が必要です。
また普段から高血圧など血圧に問題がある場合、サウナの利用は医師と相談してくださいね。
そして、サウナでの正しい整え方の方法は、
- サウナまたは岩盤浴で汗をかく(目安:5分程度)
- 水風呂やクールサウナで冷やす(目安:30秒~1分程度)
- 外気浴などで休憩する(目安:5~10分程度)
この①~③を2~3セット行うと良いといわれています。
それぞれのポイントも加えて解説していきますね。
① サウナまたは岩盤浴で汗をかく(目安:5分程度)
サウナに入る前に、乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取っておくと、効率よく汗をかくことができます。
② 水風呂やクールサウナで冷やす(目安:30秒~1分程度)
水風呂から出た後は、乾いたタオルよりも濡らした後に硬く絞ったタオルで体を拭くと、皮膚の感覚が敏感になり、より整う状態を味わえると言われていますよ。
この時、体だけでなく頭部も冷やす方がいいので、シャワーなどで頭も冷やしておきます。
▼サウナでは、上の方が高温のため、頭部がより熱くなってしまいのぼせやすくなります。
そんな時に利用するサウナハットですが、簡単にタオルで代用できる方法もご紹介しています。
サウナハットを被る意味は何?タオルやフェルトの作り方を紹介!
③ 外気浴などで休憩する(目安:5~10分程度)
休憩する時は会話や考え事をしないで、リラックスするように心がけます。
この時、瞑想をするように全身の感覚に集中し、血液の流れを感じると「整う」という感覚を得やすくなりますよ。
それぞれの時間は目安として書いていますが、時間の決まりはありません。
サウナに慣れていない場合は、短い時間から始めたり、自分の身体に合わせて無理のない範囲で行ってください。
そして、サウナでは大量に汗をかくため、脱水症状にならないようにしっかりと前後で水分補給をしてくださいね。
サウナで整うは危ない?めまいとの違いや仕組みについて解説!のまとめ
この記事では、サウナで整うことは危ないのか?“めまい”と“ととのう”ことの違いや仕組みについて調査してご紹介しました。
しかし、この整う状態は方法を間違えると危ないとも言われていました。
サウナや水風呂の利用で急激な温度差から、体の中の血管の拡張・収縮がおこなわれ、めまいやたちくらみなどの危ないリスクもあります。
そのため、サウナに入る前提として・睡眠不足の時・飲酒した後・体調がすぐれない時・血圧に問題がある場合などは無理にサウナに入らないようにしてくださいね。
そして、サウナでの正しい整え方の方法を参考に無理なくおこなってくださいね。
【サウナでの正しい整え方】
①サウナまたは岩盤浴で汗をかく(目安:5分程度)
②水風呂やクールサウナで冷やす(目安:30秒~1分程度)
③外気浴などで休憩する(目安:5~10分程度)
この①~③を2~3セット行うと良いといわれています。
この記事を参考に、安全にサウナで整う体験を味わってくださいね。
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