釣りをする場合、天気予報で波の高さや風速を見ると思いますが、基準や危険度など分かりますか?
釣り初心者の場合、どのくらいの波の高さ、風速の予報なら釣りが可能なのか?基準や危険性など知っておきたいですよね?
この記事では、釣り初心者に向けて、波の高さや風速の天気予報の見方や、基準や危険度はどうなのか解説していきます。
釣りの時の波の高さの予報はどう見るのか?
釣りが好きな人には気象や海象が重要になってきますが、まだ釣り初心者の場合、どのような気象・海象条件なら釣りに向いているのかよく分かりませんよね?
私も海釣りに行きますが、初めは基準が分からないので釣りに詳しい人に天気を見てもらいながら行っていました。
釣りにハマると悪天候でも「せっかくの休日だから」、と釣りに行きたくなってしまいますが、波が高かったり、風が強いとゆっくりと釣りができないだけでなく、命の危険もありますよね。
そんな釣り初心者のために、波の高さの予報はどうやって見るのか?釣りに適している波の高さの基準や危険度などをご紹介しますね。
波の高さの予報の見方は?
まず、波の高さと一言で言っても、常に一定の高さの波が来るわけではありません。
風が強く、長く吹き続けるほどに波は高くなる特徴があります。
そして、天気予報で見られる波の高さは、ある一定の時間の波の高さ(m)を高い方から順に並び替え、高い方から3分の1の波の高さの平均であらわされています。
なので、実際には、波の高さの予報よりも大きい波、小さい波が存在するわけです。
天気予報で見る波の高さの数値が最大ではない、という点に注意する必要がありますよね。
基本的に釣りに向いている波の高さは「1~1.5m」と言われています。
なので、天気予報の波の高さが1.5mであるとするならば、それ以上の波が来ることもある、と予測する必要がありますよ。
では、そんな波の高さについて、釣りができる波の高さの基準や危険度をもう少し詳しくみていきましょう!
釣りの時の波の高さの基準や危険度は?
釣りの時に見ておくべき項目の1つ、波の高さの予報ですが、天気予報の波の高さは平均値であり、予報で出ている波の高さよりも大きな波が来る可能性が多々ありますね。
では、安全に釣りを行う場合の波の高さの基準や危険度についてもう少し詳しく見ていきましょう。
海釣りに向いている波の高さの基準は「1~1.5mまで」と言われています。
船に乗って釣りをする場合の波の高さの基準は「2~2.5mくらい」と言われていますが、船釣りの場合、出航の判断は船宿ごとに判断されています。
船釣りの場合は、乗る船の大きさや漁場までの距離などで判断基準が違うようなので、船宿の判断に従ってくださいね。
では、自分で釣りをする場合は、この波の高さ1~1.5mを基準とすると思いますが、それ以上の波の高さは危険なんでしょうか?
正直、天気予報の波の高さの数値だけでは危険度は分かりません。
その釣り場の地形や、防波堤かサーフ釣りか海でも外洋か内海か、など様々な状況で危険度も変わります。
ただ、どんな環境においても、「陸からの釣りの場合は波の高さが1.5mを超えると危険がある」と認識しておいた方が良いかと思いますよ。
また、波の高さに関わらず、風も強く足元に波が上がってくるような状態ではかなり危険です。
足元がすくわれて海に落ちてしまったら、ライフジャケットを着用していても死亡率は30%と言われています。
もちろんライフジャケット非着用では死亡率は50%と上がります。
「多少足元が濡れても大丈夫」、と軽く考えずに、足元に波がかかる時点で波が高くなっているので危険だと認識して行動した方が良いですよ。
<釣りの時の波の高さの基準>
海釣りは 波の高さ 1~1.5mまで
船釣りは 波の高さ 2~2.5mまで
※天気予報の波の高さはあくまでも平均値
堤防などの場合、自分の足元まで波が上がってきたら危険!
釣りには波の高さの予報を見ることも大切ですが、風速の予報もしっかりと見ておく必要がありますよね。
次に、釣りに向く風速についてもご紹介しますね。
釣りの時に必要な風速の予報や中止基準は?
釣りに向く波の高さは1~1.5m、船釣りの場合2~2.5mが基準でした。
では、風速はどのくらいまでの予報なら釣りができるのでしょうか?
釣りができる風速の目安は「4~5m/s」です。
風速4~5m/sを超えてくると、釣りとして大事な仕掛けが飛ばしにくかったり、仕掛けが絡まりやすいなどトラブルが起こってきます。
また、風が強いと竿のアタリも分かりにくいので、釣りを楽しむこともできませんよね。
ただサビキ釣りはまだ可能な範囲となっています。
風速が6~7m/sになると釣りの中止基準と言えますよ。
風速が6~7m/sになると、狙った場所へキャストすることが困難になります。
また、アタリはさらに分かりにくくなり、軽い荷物(パック類やビニール袋など)は飛びやすく集中して釣りを楽しめませんよね。
風速8~9m/sでは波も高くなっており、危険度も増すためさらに釣りの中止基準を満たしている状態と言えますね。
風速10m/s以上も同じく、釣りどころではなく身の危険もある風速になります。
このように風速の予報からは釣りに行くなら4~5m/sまでを基準として考えると良いかと思います。
中止基準としては、風速が6~7m/s以上吹いていると釣りが楽しめないので、釣り初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
釣り場の地形や風向きにも寄りますが、波を押しとどめる側に吹いて入れば波の心配が少なくなる場合もあります。
波の高さや風速は天気予報を見るだけでは実際の危険度が分かりません。
現地の釣り場に詳しい人、釣具屋さんなどから情報収集するとより安全に釣りができると思いますので、安全に配慮して釣りを楽しんでくださいね。
<釣りの時の風速の目安と中止基準>
釣りができる風速の目安は 風速が4~5m/s
釣り初心者の中止基準 風速が6~7m/s
※地形によっても風のあたりが強い、弱いがあるので現地に詳しい人に聞くのも重要
釣りの波の高さの予報はどう見るの?基準や危険度は?のまとめ
この記事では、釣り初心者に向けて、波の高さや風速の予報の見方や、基準や危険度はどうなのかご紹介しました。
釣り初心者の場合、天気予報だけでは波の高さや風速を見ても実際の危険度が分かりません。
釣りに向いている波の高さは1~1.5mまで、風速は4~5m/sまでという基準を意識して、安全に釣りを楽しんでください。
また、海の状態はその地形や環境によっても大きく違います。
天気予報を過信せずに、実際の現場で安全な判断をしてくださいね!
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