県民割やこれから始まる予定のイベント割でワクチンの接種証明書とともに検査結果の陰性証明書でも割引制度が利用できるようになります。
ワクチン接種できない人も、陰性証明書があればお得に宿泊やイベントの参加ができますよね!
しかし、この陰性証明書には有効期限があったり、どこで無料で検査が受けられるのか?陰性証明書の発行はどうするのか?など調べないといけませんよね。
この記事では、県民割やイベント割で必要な陰性証明書について、陰性証明書として使える検査結果通知書に必要な内容や、検査の種類と有効期限、無料で検査ができる場所はどこなのか?などを分かりやすく解説していきますよ。
県民割やイベント割で、陰性証明書が必要な人は参考にしてみてくださいね!
県民割、イベント割に必要な陰性証明書とは何?検査結果通知書に必要な項目を紹介

以前のGoTo事業の代替として、県民割(ブロック割)ができ、さらに今後あらたに「イベント割」という事業も始まる予定です。(2022年10月11日より開始予定)
この県民割は2022年4月1日より利用にあたって、「ワクチンの接種証明書」や「コロナの検査結果の陰性証明書」が必要となりました。
これから始まる「イベント割」でも同様にこの2つの証明書の提示が利用条件となる予定です。
ワクチンを打てない人、打ちたくない人はワクチン接種証明書を持っていないため、この割引制度を利用するには、コロナの検査結果の陰性証明書を用意する必要がありますよ。
ただ「陰性証明書」と一言で言っても、検査の種類やそれぞれ有効期限があるのでややこしいんですよね。
県民割や、これから始まるイベント割を利用しようと、「コロナにかかっていません」と証明するためにPCR検査や抗原検査などを受けますよね?
しかし、このPCR検査や抗原検査を受けて、陰性判定を受けただけでは、コロナの陰性証明にはなりません。
県民割やイベント割を利用するためには「陰性証明書」として検査結果通知書を発行してもらう必要があります。
ただ、現在の県民割で必要な陰性証明書は、わざわざ医療機関で有料の陰性証明書を発行してもらう必要はなく、無料で発行してもらえる検査結果通知書の提示で利用ができますよ。
なので、これから開始されるイベント割についても同じように検査結果通知書が陰性証明書として使えるのではないかと思います。
陰性証明書として使える検査結果通知書に必要な項目
ちなみに陰性証明書として使用するためには、検査結果通知書に必要な内容が決まっています。
『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』の検査結果通知書に必要な7項目
『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』の検査結果通知書には、
①受検者氏名 ②検査結果(陰性・陽性) ③検査方法 ④検査所名 ⑤検体採取日 ⑥検査管理者氏名 ⑦有効期限
の7項目が必要です。
(例):私が実際に受けたPCR検査の検査結果通知書の画像はこちら(メールによる陰性証明書です)

また、『抗原定性検査』の検査結果通知書に必要な7項目
『抗原定性検査』の検査結果通知書には
①受検者氏名 ②検査結果(陰性・陽性) ③使用した検査キットの製品名 ④事業所名 ⑤検体採取日、⑥検査管理者氏名 ⑦有効期限
の7項目が必要です。
(例):私が実際に受けた抗原定性検査の検査結果通知書の画像はこちら

この7つの項目が書いてあれば、当日宿泊先に有効期限内の検査結果通知書と身分証を提示すると県民割などサービスが受けられます。
提示の際は、検査結果通知書の原本(今回はメール)の他、結果通知書の写真画像やコピー(写し)などの提示でも利用可能となっています。
今回のような割引事業で使う陰性証明書は検査結果通知書の提示で利用できます。
ただ、職場復帰や海外渡航などで、書類での陰性証明書が必要となる場合は医療機関で検査を受け、陰性証明書を発行してもらう必要があるのでご注意くださいね。
【12歳以下のこどもについて陰性証明書は必要なのか?】
12歳未満のこどもについて、同居する親などの監護者が同伴する場合は、ワクチン接種証明書または検査の陰性証明書の提示は必要はない、とされています。
ただし、同居する親などの監護者が同伴しない場合は、検査結果の陰性の確認が必要とされています。
ワクチンの陰性証明書は、検査後に無料で発行される検査結果通知書というものを提示することで県民割やイベント割が利用できます。
では次に、陰性証明書を発行するために受ける検査の種類についてご紹介しますね。
県民割、イベント割で行う検査の種類について
陰性証明書を発行するために受ける新型コロナウイルス感染症の検査には、『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』、『抗原定性検査』があります。
このPCR検査と抗原定性検査の違いを簡単に説明すると、
『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』は判定に約1時間~3時間以上かかり、さらに搬送等に時間がかかる場合があります。
しかし抗原定性検査よりも少ない量のウイルスまで検出できるという特徴があります。
※私の場合はPCR検査は唾液を使用した検査キットで検査を受けました。
『抗原定性検査』は抗原検査キットを使用し、判定時間は約30分程度と簡単に検査ができるものです。
ただ、検出するには一定以上のウイルス量が必要です。
※私の場合は鼻からの検査キットで自分で実施しました。

・必要な7項目が記載された検査結果通知書が陰性証明書になる!
・陰性証明書が発行される検査には【PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)】と【抗原定性検査】の2種類あり。
この『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』、『抗原定性検査』はそれぞれ有効期限が違うので、その点も注意して検査を受ける必要があるんですよね。
次にそれぞれの検査結果の有効期限について解説していきますね。
県民割、イベント割に必要な陰性証明書の有効期限や注意点は?
県民割やイベント割に必要な検査結果の陰性証明書には有効期限というものがあります。
『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』の検査結果の有効期限は、検体採取日から3日以内(72時間以内)です。
(検査した日+3日間として考えると分かりやすいかと思います)
(例)検査日(検体採取)が4月1日なら4月4日までのイベント参加が可能!
『抗原定性検査』の検査結果の有効期限は、検体採取日から1日以内(24時間以内)です。
(検査した日+翌日と考えると分かりやすいと思います)
(例)検査日(検体採取)が4月3日なら4月4日までのイベント参加が可能!
この陰性証明書の有効期限の注意点としては、検査結果の出た日からではなく、検体採取日から数えた日数になるため、その点を踏まえて有効期限を間違えないように気をつけてくださいね。
特にPCR検査では、検査機関によっては採取した検体を別の場所に郵送して判定してもらう場合もあり、検査結果が返ってくるまでに時間がかかる場合もあります。
また、検査結果が陽性になった場合もイベントへの参加はできませんので、気をつけてくださいね!
・PCR検査と抗原定性検査では有効期限が違う!
・特に抗原定性検査は簡易にできるが、検査結果の有効期限が翌日までと短いので注意!
抗原定性検査の場合、有効期限が検査日の当日と翌日しかないため、イベントの前日に検査する、という条件になりますが、宿泊など連泊ではどうなんでしょうか?
例として、「北海道のどうみん割」の扱いについてご紹介しますね。
現在のどうみん割で連泊する場合、2泊目以降、他の宿泊施設でどうみん割を使用して宿泊したことが確認できる領収書と陰性証明書を合わせて提示すると、最大5泊まで有効な検査結果として取り扱いが可能なようです。
(陰性証明書の有効期限+4 日以内までその陰性証明書の利用が可能となる)
各都道府県によっても違いがあるかもしれませんので、お住まいのホームページ等で今一度確認してみててくださいね。
その他の注意点として、陰性証明書の紛失、当日の忘れ、有効期限切れでは割引対象外になってしいます。
また、イベントによっては陰性証明書がないとイベント自体参加できない可能性もあるので、気をつけてくださいね!
●PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む):判定に約1時間~3時間以上
有効期限:検体採取日から3日以内(72時間以内)
(検査した日+3日間として考えると分かりやすいかと思います)
●抗原定性検査:約30分程度
有効期限は、検体採取日から1日以内(24時間以内)
(検査した日+翌日と考えると分かりやすいと思います)
●それぞれの検査結果の通知書に必要な7項目の内容が書かれていると陰性証明書として使用できる。
ではこの陰性証明書をもうらために、どこで検査をすればいいのでしょうか?無料でできる検査機関についてご紹介しますね。
県民割、イベント割に利用できる陰性証明書はどこでもらえる?無料の検査場や持ち物は?
陰性証明書には有効期限があるので、実際に参加するイベント、宿泊などの日にちと検査日を考慮する必要がありましたね。
では、県民割やイベント割のために、現在無症状の人がPCR検査や抗原検査を受け、陰性証明書を無料でもらいたい場合はどこで受けると良いのでしょうか?
陰性証明書がもらえる場所はどこ?無料の検査場は?
無症状の人を対象にしたPCR検査は医療機関・クリニック、民間のPCR検査会社、検査キットなどで検査をすることが可能です。
ただ、それぞれ、有料や無料などの違いや、検査結果までの時間や日にちも差があります。
県民割が実施されている現在「ワクチン検査パッケージ・対象者全員検査等定着促進事業」(令和4年8月31日まで延長)(※随時変更あり)の事業において、各都道府県で原則として抗原定性検査が無料で受けられる取り組みがされています。(←県民割やイベント等で検査をしたい方向け)
また、「感染拡大傾向時の一般検査事業」(令和4年8月31日まで延長中)(※随時変更あり)に当てはまる場合は、PCR検査等、抗原定性検査が受けられます。(←感染が不安で検査したい方向け)
※こちらは各都道府県により継続して実施されているため、ご自身のお住まいの地域のホームページをご確認ください。
これらの事業でも、検査結果通知書が発行されるので無料で検査を受けたい、陰性証明書が欲しい人は利用すると良いと思いますよ。
どこで無料で検査が受けられるのかは「お住まいの地域名」と「PCR等検査無料化事業」などでネット検索すると各地域の無料検査のできる場所など詳しい情報がわかります。
注意点として、この無料で検査を受けられる対象者は無症状の方(咳・喉の痛み・鼻水・発熱などの風邪症状のない方)、またの濃厚接触者(コロナ感染の可能性がある方)ではない、という条件があります。
また、ほとんどが予約制になっているので、有効期限と合わせて検査予定日を押さえることが大切になってきます。
無料でできる検査場所としは、医療機関、薬局、衛生検査所等、ワクチン検査パッケージ制度・対象者全員検査等登録事業者などとなっているため、ご自身のお住まいの検査場所がどこにあるのかを調べてみてくださいね。
無料検査の時の必要な持ち物
「ワクチン検査パッケージ・対象者全員検査等定着促進事業」を利用し、陰性証明書をもらうために検査を予約した後、当日の持ち物についてもご紹介しておきますね。
まず、運転免許証や保険証、または学生証などの身分証明書が必要になります。
また、都道府県によっては事前に申込書を用意(または当日記入)します。
それと、県民割などを利用する目的を証明する書類(チケットや宿泊予約メール、切符など)を用意して持って行きますよ。
【 無料検査を利用するために必要なもの 】
・身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど公的証明書)または、健康保険証や学生証など本人確認ができるもの
・各都道府県によっては申込書
・申込書の変わりに、検査受検の目的を証明する書類等(チケット・予約票・切符等、検査受検の目的となる活動の概要や日付が分かるもの)
このように政府が推進している事業ではPCR検査・抗原検査を無料で受けることができますが、どうしても予約がとれず、日程が合わない場合はどうすればいいのでしょうか?
その他で検査を受ける場合はどうするのか?
PCR検査を保険適用の無料で受けられる場合は、発熱などの症状がある人です。
コロナ感染の疑いがあり、検査が必要と判断されると、医療機関や発熱相談センターなどで保険適用で無料でPCR検査が受けられます。
ただ、この場合は、症状があっての無料検査になるので、そもそも割引イベントは利用できませんよね。
※発熱(疑いでも)などの時はPCR検査は無料で受けられますが、診察料金は通常より高くなるので注意が必要ですよ!
無症状で、濃厚接触などもない状態で医療機関やクリニックでPCR検査を受けようと思うと、基本的には自己負担となり有料になります。
自費でのPCR検査には1万円以上かかる医療機関も多いため、県民割やイベントワクワク割を利用するために受けるというのはあまり得にはならないですよね。
PCR検査の費用 症状がない場合は原則自己負担
(例)ふじみのの救急病院の場合
- PCR検査 1回 1万5千円(税込)
- 陰性証明書 1枚 Web 2000円(税込)
- 新型コロナウイルス感染症診断書 1枚 3000円(税込)
自費でのPCR検査は必要な時に受けるという感じで、基本は各都道府県のPCR等検査無料化事業を利用することをおすすめします。
ちなみに、抗原定性検査は検査キットを自宅に宅配してもらい、自宅で検査ができますが、郵送に時間がかかるため県民割やイベントワクワク割のための検査には向いていないと思いますよ。
陰性証明書の有効期限は?どこで受けられる?県民割・イベント割での使い方を解説のまとめ
この記事では、県民割やイベント割で必要になる陰性証明書について、検査の種類やそれぞれの有効期限、各都道府県でどこで無料で検査が受けられるのかなど解説しました。
●PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む):判定に約1時間~3時間以上
有効期限:検体採取日から3日以内(72時間以内)
(検査した日+3日間として考えると分かりやすいかと思います)
●抗原定性検査:約30分程度
有効期限は、検体採取日から1日以内(24時間以内)
(検査した日+翌日と考えると分かりやすいと思います)
●それぞれの検査結果の通知書に必要な7項目の内容が書かれていると陰性証明書として使用できる。
検査にはそれぞれ有効期限があり、『PCR検査(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)』では検体採取日から3日以内(72時間以内)、『抗原定性検査』では検体採取日から1日以内(24時間以内)でした。
イベントに利用する時は、陰性証明書の有効期限に気を付けて検査日を予約してくださいね。
また、現在は各都道府県のPCR等検査無料化事業を利用すると、無料で検査を受け、陰性証明書を手に入れることができます。
お住まいの地域のHPからどこで無料で行っているのか事業所を探して予約してみてくださいね。
コロナの検査結果が陰性であれば安心してイベント参加や宿泊もできますよね。
これから始まるイベント割も有効利用していきましょうね!
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