大規模な太陽フレアが起こると携帯電話が2週間程度使えなくなる可能性があるようですね。
そんな太陽フレアは2022年の現在、いつからいつまで影響してくるのでしょうか?また、太陽フレアは人体への影響もあるのでしょうか?太陽フレアへの対策方法と合わせて調査してまとめてみました。
2022年太陽フレアがいつからいつまで影響するのか?人体への影響や対策について知りたい方はご覧くださいね。
太陽フレア(2022年)いつからいつまで影響する?
4月26日に総務省から「太陽フレア」によって携帯電話や防災無線などが2週間ほど断続的に使えなくなる恐れがあると発表されニュースになりましたね。
通信障害を起こすほどの太陽フレアとは一体どんなものなのか、私たち人体へ影響するのか?気になって調査してみましたので、内容をお伝えしていきますね。
この太陽フレアとは太陽活動にともなう現象の「宇宙天気」の1つです。
太陽フレアとは、太陽表面の爆発現象が起きることで、高エネルギーの粒子や放射線が地球に降り注ぎ、様々な被害を与える可能性がある現象をいいますよ。
この太陽フレアによってどんな影響が起こるのかというと、地上や宇宙での通信障害や衛星測位システムの誤差などが生じてしまうようですね。
ただ、この太陽フレアというものは小規模であればしょっちゅう起こっている現象でもあります。
ニュースになったのは、「大規模な太陽フレアが発生し最悪のケースを想定した場合」ということですね。
日本でもこの太陽フレアなどがいつ起こるのかを研究し、宇宙天気の監視を2019年から24時間体制でおこなっているようですよ。
しかし、現時点で分かるのは、24時間先までに太陽フレアがどうなりそうなのか?という「静穏」か「活発」かという予報・警報レベルのようです。
例:地震で例えるならマグニチュードが予測できるだけで、「震源地や震度」や「最大津波〇m」という具体的なことまではわからない状態です
今後はさらに具体的に通信・放送、電力、衛星などの分野で基準化し、「通常」「注意報」「警報」という予測として数日先までの発信を考えているようですね。
太陽の活動は大体11年周期で変動しており、次のピークは2025年7月頃になるようです。
そして2022年の現在は太陽活発化が始まっているので、いつ太陽フレアが発生するかわからない状態でもあります。
さらに太陽フレアの時期は、いつまでという期限もなく、またこの太陽の周期に入るというわけですね。
太陽フレアはいつからいつまで影響してくるのかなどはまだ具体的に予測することが困難なようですが、2025年の7月にピークを迎えるためこの時期に大規模な太陽フレアが起こる可能性はある。
そして2022年の現在から3年後までは太陽の活動が強まっている時期にあたる。
ということは知っておいた方がいいかもしれませんね。
☆ちなみに宇宙天気予報はこちらから見られます☆
では、この太陽フレアでは通信障害が主に予測されますが、他に人体への影響もあるのでしょうか?
太陽フレア(2022年)は人体への影響はあるの?
2022年の現在は、太陽の活動がピークになる2025年まで太陽フレアがいつ起こってもおかしくない状態ではあります。
しかし規模や時期など具体的なことはまだ予測できない段階です。
では、太陽フレアが発生した場合、通信障害や人体へどんな影響が起こるのかみておきましょう。
【大規模な太陽フレアが発生するとどうなるのか?】

大規模な太陽フレアが起こった時に、どんな現象が起こるのかをまとめておきますね。
1.大規模な太陽フレア発生から8分後にX線などの強い電磁波が地球上へ届く
⇒ 無線通信や放送に障害が起こる。
カーナビや地図アプリで使用するGPSなどの測位衛星の制度が落ちるという影響が出始める。
2.太陽フレア発生の30分以上経ってから、高エネルギーの粒子の第二波が地球周辺に届く
⇒ 人工衛星が故障するリスクが生じる。
宇宙ステーションや国際線の航空機の乗客などに、強い放射線の被ばくが起こる。
3.太陽フレア発生の2~3日後に、電気を帯びたガス(プラズマやコロナガス)が第三波として届く
⇒ 人工衛星の軌道に影響を与えたり、発電施設に影響を与え停電が起こる可能性がある。
このように太陽フレアによって人体に直接何か影響するという恐れはあまりありません。
宇宙ステーションや航空機に乗っている時に大規模な太陽フレアによる被ばくの可能性がありますが、通常の生活では人体へ影響する可能性は低いようですね。
ただ、太陽フレアが起こることで、地球上の送電線に太陽からの大きい電流が流れ、電力設備の故障を引き起こすことになります。
太陽フレアが発生したらどんな影響が起こるのか?
過去1989年3月の大規模な太陽フレアの発生によりアメリカでは気象衛星の「GOES」の気象データが失われたり、NASAのTDRS-1衛星の電子部品異常も確認されました。
また、カナダのケベック州では9時間の大停電が起き、600万人が影響を受けたと言われています。

また、2003年10月の太陽フレアは観測史上最も激しかったようで、数十もの人工衛星や惑星探査機の機能が一瞬にして障害されるという被害を受けています。
さらにスウェーデンでも1時間の停電が起き、こちらは5万人が影響を受けたと言われていますよ。
2012年7月にも太陽フレアが発生していましたが、幸いなことに軌道が外れており、地球への太陽嵐の直撃が免れたことが分かっています。
この時、太陽フレアの発生が数日遅いと地球に直撃していたかもしれないと言われており、その場合の損害はこれまでにない大規模の通信障害や停電が起こっていたかもしれないそうですよ・・・知らぬうちに私たちは危機を乗り越えていたんですね。
2022年の現在では、当時よりもさらにインターネットやGPSの利用も増え、人工衛星やIT機器も多くなっているため、さらなる被害の可能性がありますよね。
予測されている通信障害としては、太陽フレア発生により電波状態の悪化が起こり、携帯電話や放送、警察・防災無線などが断続的に使用できなくなると言われています。
こうなると多くの公共サービスの利用も困難になりますよね、仕事にも影響は大きそうです・・・
また、GPSの測位精度が低下すると、自動運転やドローン運用に影響が出るため、衝突事故の発生や交通・物流にも影響が出る可能性があります。
GPS使えなくなったら迷子になりそうですね・・・
さらに太陽フレアにて大気が膨張すると、人工衛星が落下するなど影響も出てくるようです。
太陽フレアでは人体には直接影響がないとしても、カナダと同じように送電設備の故障により広域停電が発生すると多くの人や産業に影響がでてしまいますよね。
このように太陽フレアが起こると、私たちの身の回りの通信障害だけでなく、経済・産業や公共サービスにまで影響が及ぶ可能性があるので注意が必要ですよね。
ではこのいつ起こるか分からない太陽フレアに対して、何か対策をとることはできるのでしょうか?
太陽フレア(2022年)いつから影響するの?対策は何ができる?

現在ではまだどのくらいの太陽フレアがいつ起こるのかという予測は難しい状態ですが、今までの太陽フレアの影響でどんな影響を受けてきたかということが分かってきましたよね。
- 無線や放送への障害
- GPS測位精度の低下
- 送電設備故障からの停電
- 航空機の乗客の被ばく
このような部分に影響が出ると分かっているとあらかじめ対策もとれると思います。
停電などは電力会社にもかかっていますが、自分達でも停電に備えることはできますよね。
太陽フレアの発生だけでなく地震でも停電が起こったりしますから、数時間~数日間の停電でも不自由なく暮らせる準備は常日頃からしておくと良いと思いますよ。
例:食料・水の確保、トイレの問題、変わりの明かり、調理のためのガスコンロなど
またインターネットや携帯電話がつながりにくくなるのが一番困るかと思います。
仕事や家族との連絡などできないと不自由が多いですからね・・・
大切なデータのバックアップを取っておいたり、万が一に備えての連絡手段を考えておいてもいいかもしれませんね。
(これも災害対策になりますね)
携帯電話が2週間程度つながらなくなる大規模な太陽フレアは100年に1度起こる最悪の場合を想定されていますが、できれば起こらないことを祈りたいですね。
太陽フレア(2022年)いつからいつまで影響するの?影響や対策は?のまとめ
この記事では2022年現在、太陽フレアがいつからいつまで影響するのか?通信障害や人体への影響や対策について調査してまとめてみました。
もともと太陽フレアはよく起こっている現象で太陽の周期が関係しますが、2025年7月頃にかけて太陽の活動がピークを迎えます。
具体的にいつから影響がでるとは予測できませんが、2022年現在は太陽の活動が活発になっていますので、宇宙天気を注意しておくと良いかもしれませんね。
太陽フレアは人体に直接影響するというよりも、通信障害やGPSの制度の低下、停電などの影響が大きいです。
私たちが個人で太陽フレアに対してできる対策としては、通信障害や停電に備えることですよね。
これは地震などの防災対策とも共通するので、日ごろからしっかりと防災対策もしておくと安心ですね。
できれば大規模な太陽フレアが起こらないことを祈ります。
太陽フレアと地震の発生は関係性があるのでしょうか?また太陽フレアはスピリチュアル的にはどんな意味合いがあるのでしょうか?調査してみました。
>>太陽フレアと地震は関係ある?スピリチュアル的な意味合いは?